「完全防音」と言う言葉を使う防音業者は、素人業者です!

完全防音という言葉は、建築音響業界の世界には存在しません。素人が作った言葉なのです。


完全とか、全くの肯定文章は、技術者は使用いたしません。技術者は、論文や報告書の言葉の締めくくりの文章は、「考えられる」「思われる」となります。新しい技術が生まれたり、世の中の考え方が変わったり、個人差がある音の大きさ、聞こえ方などの要素もあります。例外もありいろいろな考え方もあるからです。


たとえば、ピアノ防音室など、隣室では、暗騒音とのマスキング効果により聞こえなくなるという感覚になるだけです。したがって、耳の感覚が良い人、神経質な人、深夜になり暗騒音が想定外に低くなった時、隣室が寝室の場合など状況により苦情が発生する場合もありますので注意が必要です。


また、完全防振ということも不可能です。どんな防振材でも最低共振周波数があり、その3倍程度の周波数から性能が発揮され、最高でも40dB程度の減衰量なのです。また、程度の悪い防振材では、たとえ、最低共振周波数を低くしても、減衰量が少ない場合もあります。


防音工事業者の過剰広告には十分な注意が必要です。また、防振工事が遮音性能を決める要素であることも重要です。工事業者が、いかに良い防振材を使用しているか注意してチェックし、選定してください。

教会のライブ配信システム

新型コロナウイルス対策のため、ライブ配信システムの構築が必要となる教会が増えています。ATSでは、結婚式、講話など多くのニーズにお応えしております。


教会のライブ配信に必要な、TVモニター・カメラ・スピーカーなどの音響・映像設備の構築・機器設置工事までライブ配信設備のシステム工事全般をサポートさせて頂きます。 また、配信の教会、コントロールルームなどの室内音響設計、音響測定・調整、保守、リニューアルまで、ATSにお任せください。ATSは、北海道から沖縄まで、全国対応です。

防音室の換気装置

小規模なライブハウス、リハーサルスタジオは、建設業許可を持たない防音工事業者が見よう見まねで施工したものも、数多くあります。換気装置が貧弱だったり、無かったりなど、問題となる場合もあります。


どんな小さな防音室でも、防音工事業者を選ぶ際には、必ず「建設業許可業者」、設計は、「一級建築士」であることを確認することが、重要であると思われます。